当社のこだわり
「田舎には日本の家がある」
私たちがアピールしたい事業は、弊社で長年取り組んできた古民家の耐震診断と耐震補強工事です。弊社はこれまで数多くの住宅を訪問し、住宅の耐震性を調査するために耐震診断を行ってきました。また、そのうち何件かの住宅を「ふくいの伝統的民家」として登録し、耐震補強工事を実施してきました。
日本各地に出向くと、必ずと言っていいほどその地方地方の古民家が登録文化財や重要文化財として、当時の姿のまま保存されています。私たちが調査している家は「活きている家」です。その家で子供を育て、炊事をし、情熱と思いを注ぎ込んで住み続けてきた「活きている家」なのです。私たちの仕事は、古民家を「展示物としての家」ではなく、「活きている家」として蘇らせることです。住宅の寿命は人の寿命より長いです。住まいにはその家に暮らす人々が老いていくのと同じように時間が流れていきますが、その時々に合わせて再生することができるのです。
欧米には住まい人が変わったとしても住み続けられている家は当たり前のように存在します。一方、日本では主に都市部でスクラップアンドビルドが繰り返されています。しかし、田舎には未だ多くの古民家が遺されており、それらを再生させるポテンシャルを持っています。「田舎には日本の家がある」のです。
今まで耐震診断で出会ってきた家々は、どれも先人や職人たちが思いを込めて造った「技術と情熱の結晶」でした。耐震補強工事を行う上で最も難しい点は、そのような建築後100年を経た古民家を、既存の構造、間取りの限られた中でどのようにして現在の耐震・断熱基準に合った住宅に改修していくかということです。その点、新築工事より手間のかかる工事であり、多大な時間を要します。
私たちはこれまで手掛けてきた住宅を「ふくい建築賞」に応募し続けてきました。これは、建築後100年経た古民家でも時代に合った住宅に再生できることを世間に知ってほしいと思っているからです。耐震補強の普及はまだまだこれからではありますが、地道に実績を積み重ね、資源(=文化・信仰・歴史・建築技術)に耐震性・断熱性等の現代の技術を加えることで、次の100年も住み続けられる住宅にすることが、私たち住宅に携わる企業の使命だと考えています。

